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妊娠期の塩分摂取

医療法人みらいグループ

妊娠中の塩分摂取はは1日7g以下を目安に、減塩の為の工夫をしましょう。

塩分の含有量

塩分1gを含む調味料 料理や食材に含まれる塩分量(g)

塩分1gを含む調味料の目安、料理や食材に含まれる塩分量は上記の通りです。食事作りの参考にしてください。塩分の摂り過ぎは妊娠高血圧症候群の原因となりますので注意が必要です。

減塩の為の工夫

ここからは減塩の為の工夫を紹介します。塩や醤油の使用量を減らしても、工夫次第で美味しい料理を作ることができますので、ぜひ実践してください。

味付けは品目を絞り、重点的にしましょう

塩分は出来るだけ1種類のおかずに集中して使い、他のおかずは塩分を使わず食べやすい物にし、味付けにアクセントを付ける(さばの煮つけ、鶏の照り焼き等)。また味付けの際は、砂糖や油でコクを出して、醤油は少なめを意識しましょう。

食品の表面だけに味を付ける

肉や魚は漬け込まないで、焼いてから最後に絡めるようにしましょう(ぶりの照り焼き、豚の生姜焼き等)。

食品の持ち味を活かして食べる

胡麻、ピーナッツ、くるみ、きな粉等の風味を利用しましょう。旬を活かし新鮮な食材で調理しましょう(胡麻和え、くるみパン、磯辺和え等)。

酢やレモンを利用

生野菜、揚げ物、焼き物、鍋物等に利用しましょう。例:さんまの塩焼きにレモンをかけて大根おろし、唐揚げにレモンを絞る、サラダにレモンで下味を付けて好みのドレッシングを1/2かける等。

うま味のある物を利用する

椎茸、昆布、ワカメ、鰹節等のうま味を利用しましょう。

薬味や香辛料の利用

ねぎ、あさつき、しょうが、しそ、みょうが、カラシ、ワサビ、カレー粉等を利用し、風味を活かしましょう。
例:キャベツの千切りにしその千切りを和える、味噌汁を薄味にしてネギを多く散らす等。

加工品やインスタント品は控える

加工品(佃煮、漬物、干物、練り物製品)やインスタント食品は、塩分が多いので、出来るだけ控えるようにしましょう。ハムの代わりにささみのボイル、おでんにさつま揚げの代わりにヒレ肉のボイル、漬物の代わりに茹で野菜のお浸しにする等、食材を代替することで減塩を意識しましょう。

炊き込みご飯、麺類、汁物は汁を残しましょう

味付きの主食は1日1回までにし、できるだけおかずに味付けをしましょう。

カリウム・食物繊維

減塩ももちろん大切ですが、実は、カリウムと食物繊維を多く摂取する事で、塩分の排泄作用が高まります。

食材の置き換え

パンや麺類・お菓子等を米・玄米・もち麦・芋類・果物等に置き換えるのも効果的です。

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